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2009年12月28日 (月)

Jindabyne

12月28日
現在地36.24.55.34。s148.37.06.88E
JindabyneのHotel。本日42km。気温30度。晴。
爽やかに晴れ渡る。体は最高にダルい。今日は完全休養日にしたかった。だが連泊を頼むと女性と相部屋になるとの事。YHなのにだ。
女性との相部屋はかなり疲れるので移動する。約40kmほど走るとJindabyneがある。下りだしダラダラと走ればいいさとThredboを後にする。
やはりきつくて全く足に力が入らない。でも天気は上々!景色も最高!
標高差300mを下り(けっこうきつい登りがある)湖畔のリゾート地Jindabyneに着く。けっこう人が多い。サマーバケーションに入っているのだ。
キャラバンパークに行くと満員で断れる。それならばとモーテルを当たるが全て満員。
探し回ってやっとホテルに入る事ができた。
日本でも年末年始は満員が多いわな。
街はThredboではダウンヒル用の自転車でにぎやかだったがここはロードバイクが走り回っている。
日本メーカーのモンベル製のカヤックを積んだ車がいた。声をかけるとやはり日本人。MELBOURNEに仕事で赴任されているご夫婦だった。話しをしていたら私の事もご存知だった。
久しぶりの日本語会話がとても嬉しかった。

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2009年12月27日 (日)

MtKOSIUSZKO登頂

12月27日
ThredboのYH。気温20度。雲時々雨。
明け方は雨が降っていた。体がマジでダルい。まあー昨日の行程を考えると当たり前だ。ベッドに潜り込む。
9時前に起きて朝食を作っていると晴れ間が見えてきた。
どうしようかなぁ。体ダルいしなぁ。とウダウダとしていたらYH内で私の事が話題になっているらしく「パースから走ってきたのね。すごいなぁ!今日はMtKOSIUSZKOに登るのでしょう」と数人に声かけられる。
う~ん!こうなるととりあえず行ける所まで行こう。きつかったら引き返せばいいさ!と歩き出す。
ほとんどの人はリフトで1936mのEaglesNestに行き、そこから歩き出す。
だが私はSeaToSummit。つまり海抜0mから山頂までの完全自力登頂を目指すのでリフトなんかは使わない。全て自力で行くのだ。
まあー今日の標高差が850m程度なのでたいしたことないし。
歩きはじめはきつかったが、だんだん体が馴染んできた。
森を抜けて一時間ほどでEaglesNestに到着。此処からは緩い歩道を歩くだけだ。
人も多い。夏山の家族登山って感じのグループがたくさんいる。
たいしたことなく、約2時間半ほどでオーストラリア最高地点のMtKOSIUSZKO(2228m)に到着。とりあえずSeaToSummit完了。
だが山頂は雨で何も見えなかった。
下っていると晴れ間が見えてきた。30年ぶりの景色を楽しみながら歩く。ただ蝿の多さは相変わらずだ。
下山してバーで乾杯。
後は事故のないようにシドニーまで走り、タスマン海峡(南太平洋)にタッチして終了だ。
先が見えてきたぞ!

2009年12月26日 (土)

Thredbo

12月26日
現在地36.30.21.54s148.18.17.97E
ThredboのYH。本日82km。気温20度。雲時々晴。
雨も上がる。いよいよ激上り坂に挑むぜ!
モーテルを出たとたんから坂だ。
すぐに一番軽いギアにするがそれでも重い。立ち漕ぎでギシギシ登る。
まずは標高差700mをクリアー。その高さを維持したいがブレーキをかけないと軽く70kmはぶっ飛びそうな激下りを安全第一でかっ飛ばす?
登った高度を全て失った。
そしてまた激上り坂と下りを繰り返しながら進む。
体調がいいのと森の景色が素晴らしく、たまにカンガルーが見られるので救われる。
いよいよインフォメーションの人が言っていた2000mの上り坂に入る。何も考えずにただ距離を消化し高度を稼ぐ。
ただ相変わらず蝿がうざいのでネットを被り走る。
森では様々な色のインコや不思議な鳴き声の鳥達が気を紛らわしてくれる。
高度1582mでDeadHorseGapに着いた。あれ?インフォメーションのオヤジは2000mだからな!と何度も力説していたのに。
まあーそれがオージーかな。
それにこの峠は馬殺しかも知れないが俺は漕ぎ切ったぜ!
今日は約2500mは坂を登った。霧島の牧園からえびの高原まで2回半だ。頑張ったぜ!
スキーリゾートのThredboに到着。
シーズンオフのスキー場は閑散としていた。
ユースに入るが女性と同室。他にも男性がいるのだがなんかなぁ。
明日はオーストラリア最高峰のMtKOSIUSZKOに登ります。
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2009年12月25日 (金)

今日もKhanceban

12月25日
Khancebanのモーテル。気温20度。雨。
朝起きたらが体がダルい。しかも雨が降り続いている。
そろそろ休養日にしたいと思っていたので連泊する。
だがクリスマスなのでただでさえ数軒しかない店は全て休み。モーテルのバーやレストランも休み。受け付けも閉まったままだ。
ロードハウスでチップスとコーラを買えただけ。
みんな家でクリスマスを祝っているのだろう。通りには全く人気がない。
部屋でダラダラとテレビを見て過ごす。今はこの時間が必要だ。
昨日、オーストラリアに来て四つ目の州に入った。頑張っているよね俺。
明日からの山岳は最後の総力戦になるだろう。
今回は山岳用のギアが無いのでかなり苦しむだろう。まあーなんとかなるさ。なんとかするさ。

2009年12月24日 (木)

Khanceban

12月24日
現在地36.13.07.85s148.07.32.19E
Khancebanのモーテル。本日113km。気温38度。雲。
昨夜は気温が下がらず寝苦しかった。
暑い強風が吹きまくる。
走り出すが体が重い。毎日頑張っているので疲れが溜まり出す頃だ。
今日は上り下りが続き、しかもCorryongまで82km店はない。
かなりの急坂のうえ体に力が入らない。汗がダラダラと流れる。おまけに蝿が纏わり付く。「うざい!あっちに行け」と叫んでも去るはずがない。鼻や耳の穴にもどんどん入ってくる。
仕方ないのでネットを頭に被り走る。
坂道の勾配が半端じゃない。一番軽いギアにしてもまだ重い。根性でカバーするしかない。
Corryongにやっとたどり着き、ここで止めるつもりだったがランチを食べたらも少し走る気になりKhancebanまで走った。
蝿や暑さから逃れるため、久しぶりにモーテルに泊まる。
インフォメーションに情報を聞くと、これからの道路の標高は2000mだ。しかも一度下ってからの上り返し。Thredboまで二日の行程。まあー食材はあるのでぼちぼち行こう。

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2009年12月23日 (水)

Tallangatta

12月23日
現在地36.12.42.97s147.10.22.28E
Tallangattaのキャンプ場。本日112km。気温38度。晴。
最近は一日の気温差が20度以上ある。明け方は涼しいが太陽が顔を出すと一気に気温が上がり出す。内陸部を走っているので仕方ない。
フリーウェイを北東に向け走りWodongaでB400を走る。いよいよMtKOSIUSZKOへのアプローチに入る。
景色が一転した。ダム湖の周りに草原が広がる雄大な景観が続く。思わず「外国にいるみたいだ!」とアホな事を叫ぶ。
上り下りが続くが苦にならない。
小さなTallangattaのキャンプ場にテントを張るが目の前には素晴らしい景色が広がる。
明日はVICTORIA州を抜けてNSW(ニューサウスウエルズ)州に入る。そしてきつい山岳地帯に入るのだ。問題がクリスマスにモロにかかるのでお店がほとんど閉まる。とりあえず多少の食材は購入した。まあーなんとかなるさ。
パースから4000km以上走ってくれた前輪のタイヤを交換。よくここまでパンク無しで頑張ってくれた。ありがとう。捨てる時にちょっとうるっときた。
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2009年12月22日 (火)

Wangaratta

12月22日
現在地36.20.59.21s146.19.40.05E
Wangarattaのキャンプ場。本日152km。気温38度。晴。
スタートしてすぐにフリーウェイを走る。自転車が通行可能の区間もかなりある。
風情は一般道がいい場合も多いが走行車線以外は舗装されていない場合が多くかなり危険だ。
その点フリーウェイはかなりの広さの路肩があり最高速度も同じ110km。だったらフリーウェイの方がはるかに安全だ。それに通行量の少ない道よりも変な奴らに絡まれる可能性も少なくなる。
追い風に乗り快調に走るが気温が上がってきた。それでもナラボーに比べると比較にならない。何よりもある程度走ると街やロードハウスがあるのでしっかり休める。
風情を楽しみながら走る。
Benallaで止めるつもりだったが勢いでWangarattaまで走った。快調だぜ!
ついにシドニーまで700kmを切った。途中から山岳に入るのでもっと長いのだが、ここまで着たか!との思いがある。
明日も頑張って行くぜ!


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Seymour

12月21日
現在地37.01.16.50s145.07.32.80E
Seymourのキャンプ場。本日97km。気温35度。晴。
昨夜は大谷さんとかなり飲んだ。しっかり二日酔い。
名残惜しいが旅立ちだ。
はるみさんが握ってくれたおにぎりと大谷さんからはザーサイの炒め物。ありがたいお土産だ。
たくさんのおもてなしとありがたいお土産をバックに詰め込みメルボルンを後にする。
別れの後の一人旅はいくら経験しても辛いものだ。
考え込むと胸の奥からドクンと寂しさやせつなさがやって来るので何も考え無いようにする。
メルボルンの市街地をぬけると丘陵地帯に牧場が広がる。上り下りを繰り返しながら北上。SundayCreekをからフリーウェイに乗り小さな田舎街のSeymourに着いた。
キャラバンパークに着くと片足が不十分な男性が三輪自転車にトレーラーを付けてサイクリングをしていた。
漕ぐのも片足。
一日最高で150km漕いだけどバテたよと言っていた。
すごいなぁ。
やはりやる気があれば方法はいくらでもある。できない(やらない)言い訳や行動している人の批判なんかしないでともかく動くだそう!


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2009年12月20日 (日)

MELBOURNE六日目

12月20日
MELBOURNEの友人宅。気温25度。晴。
昨夜は友人と積もる話しを遅くまでした。
時が過ぎてもあの頃の思いは変わらない。
アルバムの中には22歳の私や出会った仲間の笑顔がある。
今日はゆっくり起きて、大谷さん達と飲茶のランチ。そして軽くドライブ。
感謝です。
明日からいよいよ最終ステージのシドニーに向けて走り出します。
内陸部を通りスノーウィーマウンテンを経てシドニーまでの約1100~1200kmの行程。
ともかく事故のないように走ります。

MELBOURNE五日目

12月19日
MELBOURNEのYH。気温25度。本日走行18km。晴。
YHを出て大谷さんのお宅におじゃまする。
街中がクリスマス一色に染まっている。
大谷さん宅でラジオの中継を終え、大谷さんのお店に向かう。
奥さんのはるみさんとは1980年の北海道の旅で出会っている。
彼女は当時としては非常に珍しい女性一人での自転車による日本一周中だった。他のサイクリストも交え一緒に走った。
その後、私が走っているパースからメルボルンまで25年前に一人で走っている。
それからも友人の女性とシルクロードも旅をした勇気ある女性だ。シルクロードの旅では私の友人の久里君とも出会っていると言うから世の中はホントに狭い。
明日はお二人が休みなので、今夜から30年分の話しをしよう。